小さな喫茶店をやってみたいなと思っている人、手をあげて!
ぼくが学生の頃には喫茶店は素敵な場所でした。
今は若い人は誰も知らない「ガロの学生街の喫茶店」
今ではテレビショッピングの女王、「あべ静江のコーヒーショップで」
などが歌われたりして、ロマンチックが止まらない場所でした。
その頃のロマンチックを止めきれなかったおじさんがいますよね。
第二の人生だとか言って、退職金はたいてしまって。
山小屋風だとか、昔の木造船風だとかの内装にこだわっちゃってね。
憧れの渋いマスターになりきってる人もいますよね。
パイプをくゆらせてカッコつけたかったんだけど、
禁煙の世の中になってしまいましたね。
吸わないのに手入れするふりしたりして。
それはそうと、喫茶店を開業するのには何かの許可が要るのかな?
飲食の関係だから、担当は保健所のようですね。
飲食店関係の許可には2種類あります
飲食関係の許可の種類として、
飲食店営業許可と、喫茶店営業許可があります。
1 飲食店営業
一般食堂、料理店、すし屋、そば屋、レストラン
この辺りは素直に納得できますね。
飲み物、食べ物を出せば飲食店ですよね。
仕出し屋、弁当屋
お持ち帰りや配達も含まれるんですね。
旅館
旅館も料理を出せば飲食店なんですね。
飲食店営業許可を取らなかったら、
素泊まりしか出来ないってことですね。
バー、キャバレー、その他食品を調理し、又は設備を設けて客に飲食させる営業
よく、怪しい繁華街の火事で
「飲食店から火が出て・・・・」
と、レポーターが中継していますが、
飲食店と言っても決して定食屋さんなんかじゃなくて、
きれいなお姉さんが出てくるなんだかヤラシイお店も
そこで調理した料理が出てくれば飲食店なんですね。
風俗店でもあり、飲食店でもあるという事ですね。
だから、火事の被害を受けたお客さんを気遣えば、
「飲食店の客のAさんは火傷を負い、・・・・」
と、なるのですが、遊んでるやつら腹立つなあと思っているレポーターは
「風俗店の客の、従業員によれば常連という事なんですが、Aさんは・・・・・」
と、全国ネットで放送するわけです。
2 喫茶店営業
お店で酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業のことです。
酒類以外の飲物、これはわかりますね。
コーヒー、紅茶、ジュースなどですね。
カレーは飲物という主張もありますが、ここでは無視しましょう。
茶菓、これはまあお菓子だろうと想像できますね。
お店で調理しないで出すお菓子ですね。
ところで「茶菓」って、なんて読むんでしょう。
サカ?チャカ?
どっちでも良いんですね。これが。
「茶道」はサドウと読まないと馬鹿にされると思ってたんですが、
NHKでもサドウ、チャドウ、どっちでも良いことになっているそうです。
流派によって、昔からサドウと読んでおります、という所はあるようですが。
喫茶店をキッチャテンと読むのは今は受け狙いが主ですが、
昔は普通に使っていたという事です。
話を元に戻しましょう。
結局、喫茶店営業許可で売ることのできる商品は、
酒以外の飲物、調理しないお菓子など、
それだけなんですね。
え~っっ!!
だって、どんなひなびた喫茶店だって、
カレーライスあるじゃん、ナポリタンあるじゃん!
・・・・・そーなんです。
あのお店は法律上の分類では「飲食店」なんです。
本当の喫茶店はなかなかないと思います。
名前は「喫茶~」「純喫茶~」でも、
ほぼ飲食店営業許可を受けているんですね。
名前はどう付けても自由ですから。
おっと、余計なことをしゃべっていたら
こんなに長くなってしまいましたね。
まだ、出だしなのに。
急いで手続きなどを知りたい人は
「~県 飲食店営業許可」
で、県のホームページなどで調べることができますので頑張ってください。
お急ぎでない方は、これからゆっくり付き合っていただけると
ものすごく嬉しく思います。
今回はこれまでです。
次回からのあてにならない予定
飲食店営業許可の取り方
喫茶店営業許可の取り方
屋台営業に必要な許可は?
移動販売車でアイスクリームとか、許可は?
学校のイベントで焼きそばを売りたい
他に思いついたものから話題にしていきたいと思います。
よろしくお願いします。