ダンシンオールナイ~~っと、特定遊興飲食店?なんじゃそりゃあ??




ちょいとおさらい

朝まで飲みながら踊り明かそう

そんなお店、

前にも何度か出てきましたよね、

そう、「特定遊興飲食店」と言います。

復習してみましょう。

3つの要素

1 お酒

2 深夜

3 遊興

が、揃うと「特定遊興飲食店」の許可が必要なんですね。

そして、他の風俗営業店の要素が入ったらダメなんですね。

風俗営業1号店の

「接待行為」

風俗営業2号店の

「低照度」

風俗営業3号店の

「見通せない区画席」

風俗営業4号店の

「射幸心をそそる恐れ」

風俗営業5号店の

「もしかしたら射幸心をそそるかもしれないゲームセンター」

それでは3つの要素のうちの「遊興」って何でしょう

遊興・・・遊び、興じさせることですね。

遊ぶは普段使う言葉なので直感的にわかりますが、

「興じる」は、使わないですね。

文章としては使うかもしれないけど

普段の会話としては

「死語の世界」に行っちゃってますね。

これは、面白い物を得たために、

気分が盛り上がって楽しむことですね。

時間的には短いものです。

ゲームをしている間とか

サッカーを応援している間とか。

同じように楽しむことでも、

時間的に長いものには使いません。

学生生活を楽しんだ、とは言っても

学生生活を興じたとは言いませんね。

・・・・・・・・・・・・・・・

さて、お話を元に戻しまして、

警察の方の解釈では

(ローカルルールや担当者ルールも時にはあるので、

具体的に実現しそうなときは窓口に相談しに行きましょう。)

「営業者側の積極的な行為によって客に遊び興じさせること」

という事です。

この、営業者側の積極的な行為によって

と、いう部分はあとからお話しする

「深夜酒類提供飲食店」

との区別で重要ですから

頭の片隅、いや、あたまのど真ん中に置いといてくださいね。

 

まず、遊興というものには大きく2種類、鑑賞型と参加型があります。

ここに出てくるお客さんは”不特定”という事が重要です。

特定のお客さんに、という事だと

接待行為の1号店という事になってしまうからです。




・鑑賞型

お客さんにショーを見せたり

歌やバンドの生演奏を聴かせたりします。

・参加型

☆ クラブのようにホールでダンスをしたり

そのための音楽や照明の演出をしたりします。

☆ のど自慢やゲームに不特定のお客さんを参加させたり、

カラオケを不特定のお客さんに勧めて、

照明で演出したりはやし立てたり褒めはやしたりします。

☆ スポーツなどの映像を見せて、

マスターが先頭に立ってブブゼラを吹いて

お客さんに呼びかけて応援に参加させたりします。

こんな感じでしょうか、

とにかく、マスターやスタッフが

一緒になって大騒ぎするやつ、

あれが遊興です。


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深夜酒類提供飲食店の届出で営業する場合

深夜酒類提供飲食店という営業形態でも

午前0時を過ぎなければ大丈夫なんですけどね。

その形態だと、

シンデレラが宮殿の階段を転げ落ちる午前0時の時報と共に

お店の人が急によそよそしくなって、

お客さんが「えっ?なにっ?」

って思うほどお店を急変させなければいけません。

さっき、あたまのど真ん中に置いといた魔法のことば

「営業者側の積極的な行為によって」

が、使えなくなるんです。

例えば、

ショーの幕がバサッと降ります。

バンドも歌手も帰ります。

お客さんがダンスをしていても関係ない音楽を流します。

照明もいじりません。

のど自慢やゲームは終了。

カラオケはお客さんの好きにさせます。

どんなにかまってちゃんの常連さんでも

合いの手を入れたり拍手して褒めたりしません。

ワールドカップの中継中でも

半狂乱でブブゼラを吹いていたマスターが

すました顔をしてグラスを拭きます。

お店の人は淡々と仕事をします。

つまり、遊興というものにお店がかかわっちゃいけないんです。

お客さんが勝手に歌うカラオケや

テレビを見てお客さんが勝手に応援する分には良いんですけど。

 

平成28年6月22日までは

ダンスはふしだらな行為扱いだったんで

ダンスと言うだけで風営法で取り締まっていたんですけどね

今はダンスという要素は風営法から無くなってしまいました。

だから、お客さん同士がちょいと席を立って

BGMに合わせて勝手にダンスを始めても

それは風営法で取締る「遊興」ではなくなりました。

ダンスの好きな皆さん、良かったですね。

 

特定遊興飲食店、だいたいお解りでしょうか。

それではまた、お元気で。



投稿者:

souseisyosi

山口県防府市出身 東京農業大学卒業 いろいろな職業を経験後、行政書士に。 順風満帆な人生を送ってきた方よりはちょっと面白い人間に仕上がってきたかも。 とにかく人生楽しい。

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