開業することは無数の業者さんのターゲットとなること・広告屋さん





何の業種に限らず、開業すると、一斉に業者さんから電話や訪問があります。

広告業者さんも何件もの電話や訪問がありました。

 

電話帳広告

これはお断りしました。

深い理由はなく、野生のカンで。

NTTのiタウンページ

とりあえず、あまたかかってくる営業電話の中では、

一番いかがわしさが少ないということで、採用しました。

ホームページはまだできてなかったので、リンクは出来ませんでしたが、

後からリンクできるということで、お願いしました。

地域新聞

これは、一度3行広告というものを載せてもらいましたが

何の反応もありませんでした。

地域新聞に載せるのなら、継続して載せないとだめですね。

あっ、いつも載ってるやつだ

って思われるくらいに。

町内会に配る地図にのせる広告

こちらは飛び込み訪問営業型でした。

町内会で配る詳しい住宅地図で、周りに広告が載ってるやつです。

空きがあと2マスで完売なんで、半額にしますからのっけてくれませんかと、

人のよさそうなおじさん。

昔、実家に貼ってあったような地図で、

そういえば祖母がこれを見てタクシーを呼んでたな、

と、なつかしくなり、契約。

どっかのばあちゃんが、相談の電話かけてきてくれるかもって。

効果は?

これは長い目で見ないとダメだと思います。

お婆ちゃんの家の茶箪笥の横に貼ってある

茶色く変色した地図。

あのくらい長い目で。

・・・・・今のところは、反応ありません。

郵便局の窓口に置いてある、現金などを入れる封筒

これは、封筒の下のほうに広告が印刷してあって

きっと、広告効果抜群に違いないと思ったんですね。

年金受け取りに来たおじいちゃん、おばあちゃん。

受け取ったお金をその封筒に入れて帰って、

遺言とか相続の相談とか書いてあるよ

一回、電話してみようかねえ・・・なんて。

おじいちゃん、おばあちゃんの行列のできる事務所

の、予定だったんです。

2か所の郵便局に数千枚づつ置いてもらいました。

お問い合わせは1件でした。

案件は弁護士さんじゃないとヤバそうなやつ。

高額の土地取引契約について。

ちょっと専門外だからと、丁重にお断りしました。



実質的には広告雑誌

出版社から電話がありました。

起業して頑張っている経営者の方にインタビューしたいというのです。

各界の有名人が、インタビュアーということです。

自分の事務所を持つと、メジャーデビューも早いもんだな。

危うく舐めたらあかん世の中を舐めるところでした。

くわしく話を聞いてみると

このサイズなら〇〇円、見開き2ページなら△△円

と、お値段の話になったので、

ああ、広告屋さんね

と、理解しました。

最初から有料広告です、と言わなかったことには少し怪しさを感じました。

それでもまあ宣伝になるのならと、お話をうかがうことにし、担当の方がいらっしゃいました。

ぼくのインタビューをすることになるのが

「杉田かおる」さんだそうです。

特別芸能界に興味のない方には

ふーん

で終わってしまうかもしれませんが、

ぼくはちょっと興味を惹かれました。

ぼくは子供のころから芸能界無関心派で

アイドルも俳優もほとんど知りませんでした。

でも、偶然買った写真雑誌にジョン・レノンが息子さんと共に載っていて、

それから間もなくジョン・レノンは熱狂的なファンの銃弾に倒れました。

それでその雑誌を捨てられなくなり、ずっととっておいたのですが

同じ号に載っていたのが

杉田かおるさんだったのです。

何度か繰り返し見るうちに

もともと知らなかった杉田さんの名前と顔をしっかりと覚えました。

そして、なんの御縁かぼくが望めば杉田さんが来てくれるということになり、

お金が~っという後ろ髪を引く背後霊に打ち勝って、契約をすることにしました。

DSC_0100

と、言うことで、インタビューを受け、結構ミーハーに満足した30分でした。

ミーハーは、死語の世界でしょうか?

で、広告効果は?

この雑誌はこういう記事で出来ているので、

たぶん、載ってる人しか買わないでしょう。

広告効果?

ありません。

でも、ちょっとだけ楽しい時間でした。

JIC 卓上製本機とじ太くん 3000型

結論

ぼくの経験というわずかな資料をもとにすると、

ホームページをつくって、iタウンページにリンクさせるのが一番効果がありました。

一番お金が高くて効果が全くなかったのが、郵便局の封筒の広告でした。

これは、あくまでも自分の経験のみの結果です。

今広告を考えている士業などのみなさんは

参考にしたり、しなかったりして、がんばってください。

それではまた、お元気で。



パラリンピック選手だけに任せておけない。車椅子トライク・車椅子のままバイクに乗れるぜ!!





ブラジルのリオデジャネイロオリンピック、金メダルが12個、銀、銅合わせると41個という大量獲得という成果を残して終わりました。

すばらしい成果ですが、ぼくはこのメダル何個、という言い方

その他大勢感があってあまり好きじゃありません。

一人のアスリートが命がけで努力して、ご家族、指導者を始めとして周りのかたがたに支えられてやっと手にした1個のメダル、

41分の1扱いをされるのはどんなもんでしょうか。

まあ、それはそれとして、パラリンピックがもうすぐ開幕ですね。

そのなかで、車いすを使った競技もいくつかありますよね。

テニス、バスケット、ラグビーが、よくテレビでも紹介されているので、皆さんも

車椅子すげー!!

って思われた方も多いのではないでしょうか。

もちろん、極限まで鍛えられた心身と、研究し尽くされた車椅子があってこそ、なんですが。

そんな、雲の上のアスリートではない、車いすで日常生活を送っているあなた、

楽しいのりものを見つけましたよ。

車いすトライク。

よく街で電動車いすに乗って一人でお買い物を楽しまれてる方を見ますね。

一人であちこち行けるのは気楽でいいという方は多いのではないですか?

広告ですが、一つ貼っておきます。

市場で最も軽量折りたたみ式電動車イス、背折れ31キロコンパクト、電動と自走で両方兼用

 

街遊びにはこれでいいのですが、もっとアクティブに何かしたい、遠出したい、しかもカッコよく。

見つけましたよ。

[国際特許出願中]WCV(ホイールチェアビークル)S-01 ついに販売開始! Wheel Chair Vehicle spring Debut!

株式会社ワイディーエスさんのWCV(ホイールチェアビークル)

 

なにこれカッコいい。

車いすトライク。

バイクに興味あれば知っている人が多いと思いますが

3輪のバイクですね。



よく、マラソン中継で使われてるやつ。

いつもの車いすで後ろから乗り込んで合体!

ちなみに動力は電動モーターで、

航続距離は2バッテリー使用なら50㎞だそうです。

30km/h定地走行で、ということなので、原付扱いでしょう。

他にも、検索してみると、既存のバイクを改造した、バイク乗りのためのトライクもたくさん出てきました。

乗り方が大きく2種類あって、

車いすごと合体するマジンガーZ型と

体だけで乗り移って、たたんだ車椅子をサイドにくっつけていく収納型

があります。

車椅子トライク

車椅子トライク

有限会社片山技研、店舗名フリーホイールさんの「コアラ125」

 

車いす用キャリア製作

ガレージエルフさんのサイド収納式。

You Tubeで、このタイプの動画を見ましたが、一人で出来てました。カッコよく去っていきました。

 

バッテリー式でも50㎞走れるからかなり活動範囲が広がりますよね。

しかも、カッコいい。

バイク改造式なら泊りのツーリングだって行ける。

しかも、やっぱりカッコいい。

う~、楽しそうですね。



地震に備えたい、お金が無いけど補助金ってもらえるの?





NHKで、耐震補強の重要性について専門家の方がお話をしていました。

150万あればある程度のことができるとのことでした。

・・・・・150万円・・・・・

えらい専門家の方や安定収入のあるNHK関係の方なら

そのくらいなら、銀行預金から出せるお金

だと思います。

でもね、

お金がすぐに出せる人ほど、すでに丈夫で安全なお家に住んでいるんですよ。

150万なんて、そんな大金どこにあるというんですか

親しかったお友達のお葬式だって、お香典がなくて見え透いた理由を付けて断ったのに。

そんな方のお家こそ、補強しないといけないんですよね。

そこで、耐震改修の補助金についてお話ししようと思います。

モデルはぼくが住んでいる地元、山口県防府市です。

他の地域も多少のちがいはあっても、だいたい同じようなものです。

県の施策のようですが、窓口は市役所です。

まずは、わが家が耐震改修が必要なのか、みてもらいましょう。

耐震診断は、無料です。

対象は、

昭和56年5月以前に着工された木造住宅

です。

築、35年以上というところでしょうか。

防府市の場合、募集戸数は30戸、という制限はあるようですが、診断員を、派遣してくれます。

制限と言ってもかなり余裕のある数字だそうで、この記事を書いている8月末の時点でまだ半分以下の応募数だそうです。

それでも募集数からあふれてしまった場合は、来年度も同じくらいの募集をするそうです。

山口県は、山口市だけ補助金方式で、6万円までなら、全額出るようです。

東京は、区によって、専門家派遣方式と、補助金方式があるようです。

市区町村役場に聞いてみましょう。

さて、診断員の方に見てもらいました。

それで、大丈夫ですよと言われれば、安心ですよね。



問題は

こりゃー、ヤバイですねえ、何とかしないと危ないですよ

と、言われた時ですよね。

防府市の場合は、

補助率3分の2

30万円~60万円

と、なっています。

つまり、45万円~90万円以上の工事をすれば、30万円~60万円まで補助してくれる

ということですね。

NHKの番組で言ってたような、150万円には足りないけれど、

それなりの安全は確保できるでしょうね。

 

ただ、やっぱりハードルを高いと感じる方も結構いることでしょうね。

補助は出るけど3分の2。

あと3分の1、うん十万。無いよ、どうしよう。

この制度を利用できるのは建物の所有者です。

建物を担保に銀行からお金を借りることもできますけどね。

高利の消費者金融はお勧めできません。

だいたい、いつ起こるかわからない地震のために、本当に崩れるかどうかわからない家のために借金までするかどうか、

この辺の価値観はあなた次第ですね。

やはり、お金はないよりあったほうが良いですね。

かなりいいですね。

今回は、こんな結論でした。

 

 



開業することは無数の業者さんのターゲットとなること3・事務機器屋さん





ぼくの開業が表ざたになって、一番熱心に営業活動を仕掛けてきたのは
ホームページ屋さんと、事務機器屋さんです。

事務機器屋さん

今回は、事務機器屋さんのお話しです。

電話がかかってくると、相手の電話の奥からたくさんの営業電話をかける声が聞こえてきます。

んー、どこかで聞いた「電話の向こうの音」。

ああ、投資の勧誘のときの「電話の向こうの音」。

先物取引、損しませんよ。

投資用マンション、今が買い時ですよ。

投資ではありませんが、高額なセミナー。

自己投資ですね。

事務機器の営業の電話をかけてくる方も、

たいてい、こういう背景音を背負ってかけてくるんですよ。

たぶん、事務機器屋さんは善良極まりない業者さんで、

たまたま後ろがこういう音で満ちていただけだと思います。

でも、ぼくの頭に刷り込まれたイメージはしかたがありません。

で、肝心の事務機器がぼくに必要かというと、要らないんですよ。

開業のときにはもう、完璧にそろってました。

格好から入るのがポリシーのぼくですから。

逆に世の中のすでに開業した人に聞きたいのですが、

必要な備品を開業後買う人はどのくらいいるんでしょう。

開業直後に。



その営業さん、コピー機はどういうのをお使いでしょうか、

月に何枚くらい印刷されるでしょうか、と細かく聞いてきます。

そんなことをいちいち答える義理は何もありません。

しかし、開業後しばらくは時間はたっぷりありました。

何よりも営業さんの気持ちもよくわかっていたので、かなり丁寧に答えました。

ぼくもある程度足を使って営業活動をしました。

しかしほとんどが「怪しいやつ」あつかいで、

だんだんテンションが下がってきました。

そんな最中だったので立場が逆になったときは、

対応だけは丁寧に、しかもフレンドリーにさせていただきました。

でもね、100%購入またはリースしないことは確かなんです。

だから、その商品はぼくには必要ない物です、

当分の間はあなたに何の利益を与えてあげることができません。

そういうことをできるだけ早くわかってもらったうえで、お相手をしていました。

成果の出ない営業活動に、貴重な時間を使わせては申し訳ないですからね。

「当分、新しい事務機は必要ないんですよ。」

「ではまた時期を見て連絡させていただきます。」

こんな感じで会話が終了し、半年くらいでまた電話がかかってくる、という繰り返しです。

ごめんなさいね、ぼくは物持ちがいいんです。

当分、お話しするだけの間柄が続きそうです。

なんかこんなの淡い記憶の中にありましたね。

何十年も前の青春のあの日

・・・・・・・「ずっと、良いお友達でいましょう。」・・・・・・

お元気で、またお会いしましょう。



開業することは無数の業者さんのターゲットとなること2・ホームページ屋さん




開業したら取りあえず

事務所開業ノウハウの本を読むと

取りあえずホームページを作りなさいと書いてあります。

今でこそ安くて良いホームページを作ってくれる業者さんはわらわらといます。

開業当時は初期費用として20万円くらいかかるのが相場だったような気がします。

ぼくの探し方が悪かったのかもしれませんが。

そんなセレブリティ開業はムリムリのぼくは

家電量販店のソフトコーナーに行ってみました。

自分でホームページができるよ、と、何本かのソフトがぼくに呼びかけてきます。

「ホームページビルダー」が、目にとまりました。

これで2~3日あれば、三輪行政書士事務所のホームページが完成。

1週間もあれば日本中に名前が知れ渡ってしまう、こまったなあ。

 

大丈夫です、こまりません。全然できませんでした。

ぼくはパソコンを一度も他人に習ったことがありません。

ウインドウズ3.1キャンビーというのを最初に購入し、本だけが先生でした。

初心者用教本でも言葉がわからなくて、

その言葉を調べるためにもう一冊本を買いに行く、という感じです。

そんなこんなで系統だった勉強など全くせず、その場で必要な知識を拾い読みしながら

ウインドウズ3.1→95→98→Me→7

と、渡り歩いてきました。

Meと7の間にアップグレードでXPが入りそうになったのですが、

機械との相性が悪く、Meにもどしました。

最近は10のアップグレードにトライしたんですが、

メールソフトとの相性が悪く、また7にもどしました。

 

話をホームページビルダーにもどします。

なんとなくわからない、という感じ

わかります?

小学校か中学校のとき、成績が悪かった授業を想い出してください。

何がわからないかワカラナイけどなんとなくわからない

これなんですね。

ぼくは、おもひでぽろぽろしながら悟りました。

ぼくは、ホームページビルダーの成績がわるいんだって。

それでも根性のあるぼくはあきらめませんでした。



「すぐやろう」

から

「そのうちやろう」

に、方針を変えました。

これ、ダメ男の方針じゃん

って言われる方が多いと思いますが、いやこれ、

「意外といける生き方」

なんですよ。

今できないことは横に置いといて、そのうちやる。

いつやるかなんて、考えない。

できないのは「今」だからかもしれない。

そうなんですよ。

今のぼくの能力の在庫は、将来のぼくの中で一番少ないんです。

明日になれば何らかの経験をし、何かを学び、能力が一段階上がります。

直接的な勉強を意識してやらなくても、

まわりまわって目的の能力がいつの間にかアップします。

かなりの年齢まではこれが当てはまると思います。

体力に関してはもうちょっと手前の年齢でしょうか。

だから、能力が最少在庫のいま、

やりたいことをあきらめるのは、ものすごくもったいないですね。

 

で、ホームページのお話に戻ります。

そうこうしているあいだに、業者さんも熾烈な競争があるようで、

好条件のお話を次々に持ってくるようになりました。

結局、初期費用は不要で月々約2万円の業者さんにお願いしました。

 

この話の筋からすると、ぼくが能力アップして、

みごと、すばらしいホームページを立ち上げてないとおかしいですよね。

でも、そんなもんです。

 

てっぺんに立つものは、人の能力をフルに使うもんです。

(ここは、苦し紛れに偉そうに語ります。)

ということで、ぼくのホームページ制作エネルギーは、

行政書士事務所運営エネルギーに、まわします。

 

今日はこのへんにします。

お元気で。



お年寄りの試練・たとえばマイナンバーカード手続き





お年寄り

物忘れが激しくなり、気力体力ともになくなってきた人たち。

例えば、若い人の感覚では簡単な、

マイナンバーカードを手にするまで。

これがお年寄りにとっていかに困難な試練か、みてみましょう。

ここで「若い人」とぼくが示しているのは

ここに登場する「お年寄り」未満の人を指します。

80歳で会社社長をエネルギッシュにこなしながら、

スポーツクラブに通っている人は「若い人」に含まれます。

お年寄りの行動、思考パターンの基本

基本というとなんだか学術書みたいな感じになるので

「あるある」

くらいに思ってください。

あなたが、1週間休みなしで1日14時間働いて、

やっとのことで一人暮らしのアパートにたどり着いたと思ってください。

この、あなたの瞬間が

お年寄りの日常の気力・体力です。

玄関をはいって、靴を脱ぐ気力もなく、

カバンを放り出してその場で大の字になる

その時がお年寄りの普段の気力・体力です。

これが1日24時間、1年365日、

ず~~~っと続いてるんですよ、お年寄りの中では。

記憶力も再現するとすれば

そのまま冷蔵庫まで這っていき、

酎ハイストロング500mlを5本ほどいただきましょうか。

お強い人なら、いいちこ一本あけましょうか。

きのうの出来事、聞いたこと

そんなことはなかったねえ、聞いてないねえ

頭の中は、そんな感じです。

マイナンバーの存在を知る

国の施策としてマイナンバーのシステムを導入することにします。

広く国民に知ってもらうため、

国はテレビや新聞、その他の方法でこの制度のことを広報します。

この広報がお年寄りにどう伝わるでしょう。

 試練その1

ここで、お年寄りの、情報との接触を見てみます。

基本、お年寄りは同じ状態をずっと続けることを好みます。

そして、世の中はいろいろ動いていても、

自分とはあまり関係ないと思っています。

思いたがっています。

若い人の言う

「関心がない」

とは、性質が少し違います。

新しい情報を取り込むのがものすごく億劫なんです。

気力、体力を使うんです。

関係があって、自分が何かしなければいけないことは、いやなんです。

ヘロヘロになって帰って、もう1歩も歩けない

サラリーマン・OLと同じ体力・気力なんですから。

これを

「新しい情報はいやなんです」

の法則と名付けましょう。

だから新しい情報はないんです。

お年寄りにとっては。



 

試練その2

つけっぱなしのテレビでニュースが流れています。

1週間くらい前に起こった凶悪事件です。

ニュース解説番組などで、

一日に何度もくりかえしくりかえし、

政治家や解説者、芸人やアイドルまでが語りつくします。

今、トイレから出てきたお年寄りは

「ハアッ!3人も殺されたんか?」

このお年寄りにとって、これは初めて聞く新鮮なニュースなんです。

トイレに入る前にも聞いていた続きだなんて、関係ありません。

短期記憶はありません

5年前に、近所のボケたお婆さんと話したことは

よ~く覚えてるんですが・・・・・

国が政府広報を流し続けても、お年寄りにとって、

「今日初めて聞いたこと」

なんです。

「なんか聞いたことがあるな」

まで持っていければ、かなりお手柄です。

マイナンバーカードを受け取りに行く

手続きのかなりの部分は、

子供や親戚などが手伝って何とかなります。

でも、受け取りだけは、特別な事情が無い限り

本人が市役所に行かなければなりません。

これもあなたに例えてみると、どういう状況でしょうか。

まず、もう一歩も歩きたくないほどへろへろに疲れているあなた

そして、行く場所は、前回はいつ行ったか覚えていない市役所。

これはお年寄りの難易度的には、

超巨大ショッピングセンターの大きさの

ドンキホーテに行くようなものです。

生きて帰れるか、不安になります。

そんなところへ命がけで行って

やっとたどり着いたらカードの説明を受けます。

もう、気力も尽きようとしているときに、

量子力学の講義を受けるようなものです。

そして、すべてを悟りきっているお年寄りは言います。

・・・・体の調子が良くなったら行くよ・・・・

行きません。

まとめ

お年寄りにとって

マイナンバー制度という、今までなかったものの存在を認識するためには、

子供や親戚などの手助けが必要でしょう。

市役所へ行く、と言う慣れない行動にふみきるには

心身ともにものすごく充実したときでなければ

不可能でしょう。

行政側では、絶えず何とかしようと努力をしていると思います。

あとは周囲の人たちが、お年寄りの体と心を読み取って

理解しながらゆっくりと付き合っていきましょう。

30年後、60年後、自分という回答用紙で

その読みと理解の答え合わせをするのも面白いでしょう。