ピーターパン・シンドローム
ピーターパンシンドロームってよく聞きますよね。
ぼくは、単に子供っぽい男をコケにして
病気扱いしているだけだと思っていました。
いやあ、そうじゃなく結構マジにお医者さんや学者さんに研究されているんですね
ピーターパンの誕生以来。
ピーターパンの物語は演歌の世界
ピーターパンのお話に接したのはいつだったでしょう。
テレビでディズニー映画を見たのは
たぶん、小学校の低学年の頃。
空をふわふわと飛ぶことができて、
海賊のフック船長と戦っても勝つ
われらがスーパーヒーローの物語でした。
ところが何十年ぶりに大人になって(なりすぎた歳になって)調べてみると、
演歌に出てくる浪速のダメ男物語じゃないですか。
ピーターパン・シンドロームの特徴としては
子供っぽいこと、しかもダメ子供。
自己中、自分が好き、だけど心の底では自信がない
男尊女卑、これはお母さんに甘える行動がわがままや乱暴という形になる
つまり、甘やかしてくれる相手には「俺様」になるんですね。
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浪速のダメ男、ピーターパン
酒やっ、酒持ってこ~い!
なにぃ、もうこんだけしか無いやないか!
飲みに行くから金よこせ
なんやてぇ?金がないやとぉ?
ならお前の着物出さんかい!
質屋に持って行きゃナンボか飲めるやろ
はよ出さんかい!!
これが、ピーターパンですね。
ウェンディ・ジレンマ
おんぼろ長屋の戸をバーンと閉めて出て行ったピーターパン。
それをおよよ~と泣きながら見送るのがウェンディ。
およよ~って何だって?
昔は和服の袖で顔を隠して鳴くときの擬声語で
「およよ~」
と、言ってたんですよ。
今はそんなやつは居ませんけどね。
いまなら、「さめざめ」とか「しくしく」でしょうか。
そしてウェンディは
「あの人が一人前になれんのはうちのせいや。
酒も飲みなはれ、博打も打ちなはれ
日本一の男になるまでうちが支えないかんのや」
そう独り言を言って、安い内職を始めるのでありました。
こういうウェンディがおちいってしまうような悩みを
「ウェンディ・ジレンマ」というそうです。
自分に自信がない女性がなりやすい心理状態だそうです。
母親のように接することで愛情表現をするという事で
ピーターパン・シンドロームの彼には欠かせない存在です。
ただ、ピーターパンにとっては母親なんですから、
別のところに女性を求めてもきわめて自然なことですよね。
Bar Tinker Bell にて
その頃、ピーターパンが向かったバーのママが
「あらぁ、ピーターちゃん、相変わらずいい男やねぇ」
このママが、ティンカーベルです。
酸いも甘いも噛み分けた
いろっぽ~い大人の女です。
このティンカーベルママは
「いい男なら付き合うわ。ダメ男のままならさよならね。」
こんなママです。
ディズニーランドは夢の世界なんかじゃなかった
こういう登場人物構成だったんですね。
どろどろでした。
かなりヤバイ。