以前、その1ではあのお化けカボチャはもともと何なんだ?というお話をしました。
今回は、あのかぼちゃ、食べられるんだろうかということをお話ししようと思います。
お化けカボチャに使われているカボチャは何種類かあって、そのせいか、
「美味しくいただいてます。」
「頑張れば食べられます。」
「人間の食べるものではありません。」
と、いろいろな意見をお聞きします。
ちなみに、北海道の農家さんの通販サイトでは、ランタンの作り方は事細かに書いてありましたが、食べ方は書いてありませんでした。
また、傷みやすいので、ランタンとして使い終わったものは無理だそうです。
まず、買いに行くのは八百屋さんだけではなく、ハロウィン前なら花屋さんや、ホームセンター、雑貨屋さんにもおいてありますので行ってみましょう。
それでは種類を見てみましょう。
・ペポカボチャ
名前がかわいいですね。他の種類がこれに含まれるという話があるんですがあやふやで、良くわかりません。分類学に興味のある方は調べてみましょう。
・プッチーニ
どこかで聞いたことがある名前だと思ったら、オペラ「蝶々夫人」の作曲家でした。
・おばけカボチャ(ハロウィンカボチャ)
そのまんまじゃんという感じですが、これを使えばバッチリ、というネーミングなんでしょうか。直径30㎝~40㎝で、アメリカ映画のパーティーに出てきそうな大きさです。日本では住宅事情によっては大き過ぎるかもしれませんね。
・ベビーパム
2㎏くらいだそうです。2㎏って、どのくらいでしょうか。普通に八百屋さんで売っているカボチャくらいでしょうか。
・おもちゃカボチャ
食べないで遊ぶだけだよ、という意味でしょうか。直径が5㎝から12㎝くらいだそうです。テーブルの上に飾ると良いかもしれません。
・アトランティックジャイアント
100kg以上にもなるもので、時々ジャンボカボチャコンテストなどと言って、ニュースに出ているあれですね。
他にもたくさんあるようですが、よく表舞台に出てくるのはこのくらいでしょう。
食べられるとすればどうやって食べましょうか。
この中で、素直においしく食べられるのはプッチーニだけかもしれません。
これは味にも自信があるようで、レンジで加熱するだけで食べられるそうです。
飾るというよりは、おばけカボチャの形を残して、パーティー料理の一つに加えたら、テーブル上が楽しくなりますね。
他のカボチャたちは、取りあえず種はおいしいという意見が多数ですね。
オーブンで焼くか、フライパンで炒めるとナッツ感覚でおいしいく食べられるそうです。
からが固い物は一個一個むかないとダメなものもあるようですが、柔らかい物は、オーブンで焼くとパリパリと抵抗なく食べられるそうです。
ぼくは時々バナメイエビという小ぶりな海老をオーブンでじっくりと焼いて食べるのですが、ゆでたりフライパンで炒めたりした海老は殻が食べられないのですが、オーブンでじっくり焼くと、サクサクになって殻ごと食べられます。たぶん、あの感覚でしょう。
プッチーニ以外の品種は諸説ありますが、食べないことが多いようです。食べた人に依れば
・味が薄い
・水っぽい
・臭い
・繊維が多い
というご意見が多いようです。
普通のカボチャと同じ扱いではおいしくいただけないようです。
味が薄い、というか、全然甘くないということなので、砂糖をいっぱい入れてかぼちゃパイにしたり、繊維たっぷり対策として、ゆでて柔らかくして網で濾してスープにするそうです。甘くないので、塩味系のコンソメなんか使うようです。
臭い、というご意見もありますが、その種類に関しては、ぼくは無理して食べないほうが良いんじゃないかと思います。
いろいろなマイナスご意見がありますが、少なくともこれまでは毒性があるという記述は見つけておりません。
これまでは、ですけど。
比較的安全な冒険、やってみませんか?・・・・自己責任で。