カフェとか喫茶店とかやってみたい6・お店の構造は?①・キッチンの外枠




今日はキッチンを考えましょう。

喫茶店とかバーとか、カフェとか、

妄想、失礼、夢は広がりますね。

前回の、喫茶店とかやってみたい5で ←クリック

客席を作るときのポイントがわかって、

保健所さんからオッケーって言ってもらえる自信ができたら

今回から、キッチンに入ってみましょう。

それでは、どこから見ていきましょうか。

「営業設備の大要」という書類

保健所に飲食店営業許可の申請をするときに、

「営業設備の大要」

という書類を提出します。

ただ、県によりけりで、東京では何やらびっしり書いてある書類が一枚あるんですが、

山口県では申請用紙の一部に3~4行書く欄があるだけなんです。

えっ、この違いは何?

まあ、びっしり書いてある書類のほうを記入できるようなお店にしておけば、

3~4行だけ書けば良いような県なら楽勝で花丸が付くでしょうから、

東京のびっしり書類に沿って見ていきましょう。

じゃあ、書類の一番上から

建築様式

アール・ヌーヴォーとかバロック建築とか

・・・・・・・なんかじゃありません。

鉄骨、鉄筋コンクリートとか、木造モルタルとか、

適切に使用すれば衛生的に管理できる

まあ、普通の建築物なら問題ありません。

竪穴式住居なんかは結構厳しいと思います。

面積

いろいろな設備を置いたうえで

従業員が余裕を持って作業する面積が必要です。

これを「余剰面積」というのですが、

広島県の場合は、

設備機械が占める面積を除いた余剰面積が

従業者数×1.6㎡以上必要だという事になっています。

1.6㎡って、どのくらい?

だいたい1辺1.2m位の正方形です。

意外と狭くてもいいんですね。

面積の計算は、小学校の算数で習った(んだったかな)

長方形の面積の出し方で、答えが出るように

複雑な形の部屋は長方形などに切り分けて計算します。

後で合計すればいいんですね。

「長方形など」っていうのは

たまに不規則な形をしたお店もありますからね。




「ゆか」って読んでください。

眠くても「とこ」って読まないでくださいね。

「営業設備の大要」では

コンクリート・厚板・タイル・石材・金属板

から選んで丸を付けることになっています。

水がしみ込まず、掃除をしやすいことが必要です。

板張りの場合は一度保健所に相談したほうが良いですね。

取扱商品次第だと思います。

大きな魚をさばいたりするようだと、

やっぱり、水をザバーッとかけて

ブラシでゴシゴシできるようでないとダメでしょう。

カウンター内で小さな鍋でちょこちょこっとつまみを作る程度なら

板張り床でも大丈夫だった・・・という経験はあります。

内壁、壁ですね

床から1メートルまでコンクリート・タイル・厚板・金属板

この中から選ぶようになっています。

床と同じですね。

つまり、床と同じ洗い方をしても大丈夫な材質という事です。

壁と床のつなぎ目は、直角ではなくて、丸みを付けましょう。

保健所さんも喜びますし、

何より、開業後のお掃除が簡単にきれいになるので助かります。

天井

天井まで気にしなきゃいけないの?

思うかもしれないですね。

天井、しっかり汚れるんですよ。

油だらけの中華料理店ならそうかもね、

そう思うかもしれませんが、

煙なんか全然出してないよお

そんなキッチンでも、

一年経ったらべとべとになります。

だから、洗剤スプレーをシュコシュコして、

布でふき取れば、きれいになるような材質でなければだめです。

防災的にも、すぐに燃えるようなものもダメです。

 

これで、建築様式、面積、床、内壁、天井、

一通りキッチンの外枠ができましたね。

このつぎから、中身を考えて(妄想して)行きましょう。

それではまた、お元気で。



投稿者:

souseisyosi

山口県防府市出身 東京農業大学卒業 いろいろな職業を経験後、行政書士に。 順風満帆な人生を送ってきた方よりはちょっと面白い人間に仕上がってきたかも。 とにかく人生楽しい。

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