シンドローム3・ダーティーハリーシンドローム マグナム44をぶっ放せ





面白い名前のシンドロームを見つけましたシリーズです。

ダーティーハリーシンドローム

ダーティーハリー

一定以上の年齢の方か

映画好きの人しかわからないかもしれませんね。

刑事が馬鹿でかい拳銃で44マグナム弾という大口径の弾を

ドカンドカンと打ちまくって悪人をやっつける映画です。

この映画の主人公と自分を重ねてしまった現実の警察官などがその気になって

「悪人は許せない。この正義の味方であるオレ様が有無を言わさずぶっ殺してやる。」

と、思ってしまう心理状態、これを

「ダーティーハリー・シンドローム」

と、呼んでいるようです。

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領、

結構これにかかっている可能性は高いですね。

デスノートのキラもそうですね。

この症状は昔からあったようで

ダーティーハリーの前はワイアット・アープシンドロームと呼ばれていました。

ワイアット・アープというのは実在したアメリカ西部開拓時代の保安官で

かなり荒っぽい方法で事件を解決していたようです。

「OK牧場の決闘」

という映画のタイトルを聞いたことがある人も多いでしょう。

この決闘事件を現実に起こした張本人です。

ただ、ダーティー・ハリーを知らない世代も増えてきた今

次の登場人物は誰になるんでしょうか。

ワイアット・アープ→ダーティー・ハリー

ぼくは前出のフィリピ・・・・・おっと、国際問題になっちゃいけませんね。

このダーティー・ハリーになってしまう人は主に権力や武器を持った人が多いそうです。

ヒーローシンドローム

権力も武器もなくて普通のおじさん、おばさんなんだけど

正義感が強い、しかも自己顕示欲も強い

そういう人がなりがちな精神状態が

ヒーローシンドロームというものだそうです。

何か事件や災害などが起きた時に

「俺がやらなきゃ誰がやる」

そう心の中で叫んで頑張る人です。

それがどうしてシンドロームなの?

ものすごい立派な人ではないですか?

その通りですね・・・上手く行けば良いんですけどね。

問題は

空気が読めない

状況を把握できない

人の迷惑を顧みない

公的な支援など、他の力に反発する

映画のヒーローでもここまでは有りますよね。

人類の危機をだれも解ってくれなくて苦しむヒーロー。

そしてヒーローが一人で頑張ります。

いよいよもう駄目だというときになって

人々が自分たちの愚かさに気が付いてヒーローと共に戦います。

そして平和な世界を取り戻します。

こうなれば何よりなのですが

これがヒーローにシンドロームが付いてしまうと

警察や消防や自治体が専門的な技術や知識で

順序立てて対策を立てている所に

割って入ってやらかしてしまいます。

もともとヒーローになる根拠となる力は持っていません。

そして極めつけはヤバくなるとどっか行ってしまいます。

「いやあ、たまたま上手くいけばヒーローだったんだけどね。」

遠巻きに見てる分には面白いけど

かかわってしまうとえらい迷惑な人という事になります。

でも、このヒーローシンドローム

男性ならだれでも内面に隠し持ってるものじゃないでしょうか。

男性じゃなくてもあるでしょうけどね。




投稿者:

souseisyosi

山口県防府市出身 東京農業大学卒業 いろいろな職業を経験後、行政書士に。 順風満帆な人生を送ってきた方よりはちょっと面白い人間に仕上がってきたかも。 とにかく人生楽しい。

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