ワタシ、ニッポンノフウシュウ、ワカリマセ~ン・・・春の七草、秋の七草




春の七草と秋の七草

秋の七草というものがあります。

七草といえば、七草粥というものがありますね。

どんなお粥ができるんでしょうか。


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春の七草は

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな(カブ)、すずしろ(大根)

これらをお粥に入れて、シンプルな塩味や、地方によってはだし汁やみそ味で、朝いただきます。

お正月明けで、暴飲暴食のおなかを休めるやさしい朝食なんですね。

 

秋の七草はどうでしょう。

おみなえし、おばな、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ

美味しいのでしょうか。

 

おみなえし、漢字で書くと女郎花

花言葉は「約束を守る」・・・と、いう記事を見たんですが、他にも「親切」「美人」「はかない恋」「永久」「忍耐」・・・・・

なんだか花言葉もいっぱいあるんですね。その時のシチュエーションに都合の良いのを使えば良いのではないでしょうか。

女郎と書くと、昔の遊郭の女性だと思ってしまいますが、女郎は、もともと貴族の令嬢、令婦人の敬称だったそうです。

ああ、そうか、あの悲しき世界、遊郭の女性をご令嬢扱いし、商品価値を高めようとしていたわけですね。

で、おみなえしは食べられるかというと、漢方に用いられることはありますが、食事としては食べられないそうです。

ついでですが、なんと女郎花の同族で「男郎花(おとこえし)」というのもあるんですね。

おばな、漢字で書くと尾花

これはススキですね、花言葉は「活力」「心が通じる」だそうです。

萱とも呼ばれていて、かやぶき屋根の材料や、家畜のえさになるそうです。

お粥の具にはちょっと無理があります。

ききょう、漢字で書くと桔梗

花言葉は「永遠の愛」「誠実」「清楚」「従順」その他いろいろあるようです。

武家の家紋にも使われているきりりとした5角形の青い花です。

西洋の恋愛がらみの見方ではなく、日本では凛とした姿が武士に好まれたようですね。

江戸城に桔梗門というのがあり、桔梗の間というのもありました。桔梗門は皇居参観者が出入りする大きな門ですね。

肝心の食べられるかどうか、なんですが、根はサポニンという成分があり、漢方薬になるようですが、お粥の具としては疑問です。

基本的に、見るだけにしましょう。


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なでしこ、漢字で書くと撫子

花言葉は「大胆」「純愛」「貞節」です。

これまでは、大和撫子という言葉は、奥ゆかしく慎み深い女性を指す言葉だったのですが、

今、サッカーの世界では、なでしこジャパンが花言葉の一つ、「大胆」を体現しているようですね。

花は花火のように先が糸のように広がっています。

きれいな花ですが、これもお薬として使われますが、普通は食べられないそうです。

ふじばかま、漢字で書くと藤袴

花言葉は「ためらい」「遅延」「躊躇」「あの日を想い出す」「優しい思い出」。

ちょっと後ろ向きな感じですね。

なんと、このふじばかま、準絶滅危惧種なんですね。

本来なら、地下茎がものすごく伸びて、密生した群落になるらしいのですが、環境が代わって、生きづらくなってしまったようです。

薬草にもなるそうなんですけど、あんまり採ってきてはいけないようですね。

これも、どうやら食べられないようです。



くず、漢字で書くと葛

花言葉は「芯の強さ」「恋の溜息」「活力」「治癒」「根気」「努力」。

このくずさん、ふじばかまの準絶滅危惧種というはかない運命とは全然違い、世界中で幅を利かせています。

幅を利かせすぎて、北米では「有害植物ならびに侵略的外来種」という指定までされています。

日本でいうブラックバスやカミツキガメのようなあつかいです。

英語でも名前が「Kudzu」なので、日本からの侵略者ということなんでしょうか。

よく、高速道路脇にどわ~っと生えているあれでしょうか。違ったらごめんなさい。

で、クズは食べられるんでしょうか。

お待たせしました。これは食べられます。

・・・・と言っても、ツルや葉っぱをお粥にぶち込むのではなく、太く育った根からでんぷんを取り出して、くずきりやくずもち、くず湯なんかにするんですね。

葉っぱはヤギにあげましょう。

また、漢方薬でおなじみの葛根湯にもなるんですね。くずの根の湯、ああそうか、という感じです。

花にはイソフラボンが多く含まれているそうですが、どこかで聞いた名前だと思ったら、大豆にたくさん含まれる成分ですね。

やっと食べられる秋の七草があって良かった・・・なんですけど、根っこからでんぷんを取り出す根気と時間がある人だけの特権ですね。

それができない人は、スーパーに行って、葛粉を買ってきましょう。


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はぎ、漢字で書くと萩

花言葉は「思案」「内気」「柔軟な精神」

この萩という植物もなかなかしぶといようで、丈夫さを買われて斜面などの緑化に使われているようです。

お彼岸のおはぎの名前は萩の花から取ったもので、一説には萩の花に見立てているとも言われていますが、ぼくは単に萩の花が咲くときのお菓子ということだと思います。

牡丹餅は、牡丹の花が咲くころのお餅ということで、牡丹を模したとも思えないですし、おはぎと牡丹餅は同じものなのに花の形は全然違いますからね。

そして、これもとても食べられるものではなさそうです。マメ科なんですけどね。

 

まとめ

春の七草は、お粥にして美味しくいただきましょう。

秋の七草は、そこにある、その姿のままで、お月様との組み合わせや秋の風でなびく姿を愛でながら、季節を楽しみましょう。

基本的には、あまり食べることは考えないほうが良いようです。



投稿者:

souseisyosi

山口県防府市出身 東京農業大学卒業 いろいろな職業を経験後、行政書士に。 順風満帆な人生を送ってきた方よりはちょっと面白い人間に仕上がってきたかも。 とにかく人生楽しい。

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