開業することは無数の業者さんのターゲットとなること3・事務機器屋さん





ぼくの開業が表ざたになって、一番熱心に営業活動を仕掛けてきたのは
ホームページ屋さんと、事務機器屋さんです。

事務機器屋さん

今回は、事務機器屋さんのお話しです。

電話がかかってくると、相手の電話の奥からたくさんの営業電話をかける声が聞こえてきます。

んー、どこかで聞いた「電話の向こうの音」。

ああ、投資の勧誘のときの「電話の向こうの音」。

先物取引、損しませんよ。

投資用マンション、今が買い時ですよ。

投資ではありませんが、高額なセミナー。

自己投資ですね。

事務機器の営業の電話をかけてくる方も、

たいてい、こういう背景音を背負ってかけてくるんですよ。

たぶん、事務機器屋さんは善良極まりない業者さんで、

たまたま後ろがこういう音で満ちていただけだと思います。

でも、ぼくの頭に刷り込まれたイメージはしかたがありません。

で、肝心の事務機器がぼくに必要かというと、要らないんですよ。

開業のときにはもう、完璧にそろってました。

格好から入るのがポリシーのぼくですから。

逆に世の中のすでに開業した人に聞きたいのですが、

必要な備品を開業後買う人はどのくらいいるんでしょう。

開業直後に。



その営業さん、コピー機はどういうのをお使いでしょうか、

月に何枚くらい印刷されるでしょうか、と細かく聞いてきます。

そんなことをいちいち答える義理は何もありません。

しかし、開業後しばらくは時間はたっぷりありました。

何よりも営業さんの気持ちもよくわかっていたので、かなり丁寧に答えました。

ぼくもある程度足を使って営業活動をしました。

しかしほとんどが「怪しいやつ」あつかいで、

だんだんテンションが下がってきました。

そんな最中だったので立場が逆になったときは、

対応だけは丁寧に、しかもフレンドリーにさせていただきました。

でもね、100%購入またはリースしないことは確かなんです。

だから、その商品はぼくには必要ない物です、

当分の間はあなたに何の利益を与えてあげることができません。

そういうことをできるだけ早くわかってもらったうえで、お相手をしていました。

成果の出ない営業活動に、貴重な時間を使わせては申し訳ないですからね。

「当分、新しい事務機は必要ないんですよ。」

「ではまた時期を見て連絡させていただきます。」

こんな感じで会話が終了し、半年くらいでまた電話がかかってくる、という繰り返しです。

ごめんなさいね、ぼくは物持ちがいいんです。

当分、お話しするだけの間柄が続きそうです。

なんかこんなの淡い記憶の中にありましたね。

何十年も前の青春のあの日

・・・・・・・「ずっと、良いお友達でいましょう。」・・・・・・

お元気で、またお会いしましょう。



投稿者:

souseisyosi

山口県防府市出身 東京農業大学卒業 いろいろな職業を経験後、行政書士に。 順風満帆な人生を送ってきた方よりはちょっと面白い人間に仕上がってきたかも。 とにかく人生楽しい。

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